結論言うと、まあまあです。やはり初代が一番ですね。滑らかに動くサイボーグの様になったロボコップです。過去作のギクシャクしたロボ臭さはありません。ま～興味が有れば観ても損は無いと思います。そこそこ楽しめるとは思いますよ。

良くも悪くも初期作品との比較になるのは仕方が無い映画作品としては見やすい構成。故に「ロボコップ」という名作を呼称するべきでは無かったと思うあと、水戸黄門じゃないけど、演者が変わっても最後はお決まりのやり取りが見たいのよ

流石に2010年台の映画とあって、元となったロボコップのあの何というかもっさりした感じが全然ありませんね。滅茶苦茶スタイリッシュで格好いいです。色々な価値観が現代風になっていますね。元々のロボコップがそもそも洋画としては低予算のもっちゃりした映像だったので、イメージが大きく異なるのも当然の事かなと思える所です。細かい所では　バイクがめちゃ格好いいです。私はあまり車やバイクに関心を示さないのですがSFに登場する光る乗り物は本当に格好いいですね。それが特に赤や緑等の色がついたサイバーパンク感を強めてくれる光は特に格好良く感じます。黒基調でイメージとしては全然違う筈なのに、金田バイクの様な何かを感じてしまいました。深く考えず観てみましょう。求めていたものを十分満たしてくれました。面白かったです。

つまらなくは無いけど滅茶苦茶おもろいかといえば微妙。何故ロボコップをリメイクしたのだろう？ストーリー後半の展開がちと強引かなと思う次第。オリジナル見たほうが良いかなと思います。

しかし、ポールヴァーホーベン版にあった毒々しい皮肉がなくなってしまいました。あの悪意に満ちた雰囲気がなくなっています。ピーターウェラーが苦心して身に着けたあの独特の動きも、ラストの爽快な落ちもなくなってしまいました。今風のスッキリとした普通のストーリになっています。前作を観たことがない方は、ぜひ見比べて欲しいです（2と3は別物なので観る必要なし）。

ロボコップシリーズは小学生1,2年生のころに、金曜ロードショーとか日曜ロードショーで見て手すきなシリーズ。今回のはデザインも動きも現代風になってて楽しく見てたけど、最後のセリフがなぁ...。監督がこういう考えの人なんやろなってのが見え隠れしてちょっと残念だった。

個人的にはオリジナル版は、人間心理描写が薄すぎて、楽しめませんでした。公開当時は「今までにない残酷表現」とう売り出し方だったのを覚えています。僕はそういうの苦手なので見なかったんですが、今見ると普通ですね。あくまで個人的な感想ですが、この映画は家族との愛や同僚との友情を描いているのが気に入っています。エンタメ映画としての出来は、普通に楽しめるという感じでした。見終わった後、嫌な感情にならず、スカッと終わったかと思うと、語り部であるTV司会者が気になることを言いますが、あれはどういう意図なんでしょうか？ま、事実っていえば事実だと思いますが。一番ツボだったのは、現在のアメコミヒーロー映画隆盛の礎となった初代バットマンで主役として正義のヒーローを演じていたマイケル・キートンが、一番の悪役を演じ、ヒーローの条件は◯◯だと言い放つところですね。

リメイクなりに最新の映像でカッコよく良かったですが、オリジナルで昔のロボコップは、ロボに再生する時のリアリティさ、ストーリーのバイオレンス、人間臭さなどに欠けていてイマイチでした。オリジナルを見てなければ、良かったかも？！なので☆３つです。

スコット・スナイダーとグレッグ・カプロが描く、バットマンの最後の冒険です。ただし、これは「『ダークナイト・リターンズ』が最終回」というのと同じ意味で、一足飛びにパラレルのラストを描いただけで、実際には、このあともスナイダーバットマンは続いていきます。解説小冊子では、既刊が必読というわけではないがスナイダー作品を読んでおくとよい、と書いてありますが、個人的な意見としては、その中間で、ＮＥＷ５２の「バットマン」＆「バットマン：エターナル」あたりを読むと、より面白いのではないでしょうか。ヒーローの永続性やジョーカーの異常な愛という意味で、その後に続く内容だからです。スナイダーのバットマン関連作品は、それなりの数が邦訳されていて、割と先行作品を前提に話が進むので、先に読めるなら読むにこしたことはないとは思います。徐々に謎が解けていくという構成の関係上、ストーリーは少しでも語るとネタバレになってしまうかもしれません。出版社が触れている範囲で言うならば……事件を推理していった結果として「例の路地」に辿りついたバットマンは、そこで少年の死体を発見します。しかし、そこで意識が途切れ、次に気づいた時にはアーカム・アサイラムの中でした。そしてブルースは、医者から、自分は己のことをバットマンだと思い込んでいる精神病患者だ、と告げられるのです。一体なにが起こっているのか。それは徐々に解き明かされていきます。そのなかでブルースはジョーカーの生首と出会い、ともに最後の冒険に旅立つことになります。「広義のミステリ」系バットマンを得意とするスナイダーだけあって、構成は精緻ですし、判明していく状況も興味深く、先行作品を伏線として使うのも巧みです。上述どおり、彼が担当していた時期のテーマを継続した内容でもあって、ファンには見逃せない作品といえます。やっぱり「通」が絶賛してようが、トム・キングよりスコット・スナイダーの方が面白いと思うなあ……。変則的ですが、ある意味ではオールスターなところも楽しい部分です。詳述は避けますが、クラークやルーサーにとっても最後の冒険となっているので、そちらのファンも必見。アルフレッドとの絡みや、歴代バットファミリーへの間接的な言及なども注目すべきところです。なにより見所は、発売前から出版社もプッシュしていた生首ジョーカーとのコンビでしょう（表紙にもなっています）。本作のジョーカーは相変わらずイカレていますが、怖いだけの狂人ではなく、ユーモラスなバットマンファンであって、この辺もＮＥＷ５２の愛情寄りの狂気を引き継いでいます。ストーカー的な、一方的にバッツを慕っている感じが妙に可愛らしい。「抱きしめたいぜ！けど、俺は……」というニヤケてしまう会話から始まって、ロビン志願を続ける、微笑ましさがたまりません。まあ生首のストーカーが微笑ましいというのも不思議な話なのですが。後半の活躍も愉快、ラストカットもキュートです。ノーラン版や2019年の映画以降、妙に神格化して語られることが多くなってしまい、コミックでも「捉えきれない巨大な闇」として描かれたりして、却って多面的でなくなっている感のあるジョーカーさんですが、チャーミングな一面が見られてホッとします。ラストバトルとエピローグも本当に素晴らしい。アメコミは終わりがないから、それこそフランク・ミラーにとっての「ＤＫＲ」と同じで、スコット・スナイダーも「いまのうちに、一旦、終わらせておくか」と思ったのですかね。カプロも、いつも通り洗練されたアートです。たまにグチャッとグロテスクな絵も出てきますが……90年代ブームの時には「スポーン」のグチャグチャゴテゴテなアートで日本に紹介されたカプロが、次に邦訳に登場した時にはスタイリッシュ系のペンシラーになっていたのですから奇妙なものです。カラリングの問題なのかな。とにかく、スナイダーとカプロのバットマンに、また一つ傑作が追加されたことになります。バットマン偏重の邦訳には異議もあるのですが、結局、面白いから困りますね。

スナイダーバットマンをずっと追いかけてきましたが、エターナル辺りからおかしいなと思うようになり、エンドゲーム～ブルームとドンドンついてけない感が増し、それが今作で極まるといった感じです今作は世界がこうなった核心部分があっさり語られ「読み飛ばしたか？」と思うところがかなりあります。説明を読んでも腑に落ちない。適当じゃないかスナイダー？インパクト重視でそのオチがあっさりすぎてしょうもない。あんまり面白くなかったです。